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理事長ごあいさつ
新日本奨学会は、1955年(昭和年30)に今は亡き祖父中原延平(東亜燃料工業株式会社社長、現ENEOS株式会社)が第二次世界大戦からの復興にかかわる優秀な人材の育成を目的として私財を投じて設立されました。当奨学会は、東京大学をはじめとする関東の一流大学の成績優秀な生徒に奨学金を給付するほか、大学への図書の寄贈、学術財団に対する寄付等を行ってまいりました。現在、当奨学会の奨学生の総数は、1,000名を超え創立者中原延平の設立趣旨どおり各方面で活躍しております。
当奨学会の奨学金は、貸与ではなく給与であり、返済義務がなく、就職先の拘束もありません。また、当奨学会の奨学金額も他の奨学会と比べても遜色がなく、学業や生活の状況さらには卒業後の進路のカウンセリングをおこない、奨学生が学業に専念できるような環境を整えております。当奨学会のOB会として年に一回「百華会」を開催し著名な講師を招いて講演会および懇親会を行い、現役奨学生とOB奨学生の交流を図っております。
21世紀の新たな日本を担う人材の育成はますます重要となっております。創立者の中原延平の意思を継承して奨学金給付事業の維持・発展に全力を尽くす所存です。関係各位の皆様のご協力とご支援を賜るようお願い申し上げます。公益財団法人新日本奨学会 理事長 中原 有庸